▶薬物乱用防止講演会聴講の報告

● 日時:2023年2月27日(月) 10:30〜12:00
● 会場:大道中学校体育館
● 対象:大道中学校 3年生全員(約190名)
●講師:金沢保護司会 福井 宏さん
・聴講した保護司:中山さん、関澤さん、廣瀬(報告)

標記のセミナーに参加しましたのでご報告します。
1)ビデオの上映(約30分)
薬物を乱用するとどうなるのか、その怖さを示し、実際に薬物中毒になって更生した人たちの体験談から構成。

2)薬物乱用防止の講演(約1時間)
■ 薬物乱用について
・薬物乱用とは何か
・乱用薬物とは何か
・飲むとどうなる
・薬物乱用は何がいけないのか
・薬物が体に入るとどうなるのか
・薬物を一度使用するとやめられない
・危険ドラッグとはなにか
・合法脱法ハーブというものがある
・大麻所持による検挙が増えている

■ 薬物乱用の甘い誘い
ネットでなく先輩からのすすめが多く、このような誘いが入り口になることが多いので注意してください。絶対にやったらダメです。
・一回だけなら大丈夫、何事も人生は経験だよ
・おもしろい、スリルがある、遊ぼうよ、痩せられるよ
・みんなやっているよ、やっていないのは君だけだよ
・眠気が取れて勉強ができるようになるよ
・ちょっとだけだったら大丈夫だよ
・イライラが取れてスッキリするよ
・栄養剤と同じようなものだよ、最高の気分になれるよ

■ 中学生のみなさんへ
健全で快適な人生を送るためには、たとえ一度たりとも薬物を使ってはいけません。あなたがここにいるのは、先祖から受け継いだ命の繋がりがあるからです。10代さかのぼると1000人、20代さかのぼると百万人のご先祖がいる。このご先祖の一人でも欠けたらあなたはここに存在しないのです。薬物を使うことは、この大切な命のつながりをないがしろにすることです。

君たちには好奇心があります。でも、そこに付け込んで、ちょっとした心の隙間に魔の手が入り込みます。薬物の怖さ、使ったらどうなるかを理解してください。しっかりした自分の意見を持って仲間から誘われても断る勇気をもってください。

友だちは大切です。学校に入って初めて会った新友、それから親しくなった親友、話をして信用できるやつだなと思った信友、でも、本当の友だちは、時にはダメだよと厳しいことを言ってくれる真友です。友だちが薬物に手を出しそうなときは、勇気を持ってダメだと言ってください。それが本当の友だちなのです。

君たちには明るい未来が待っています。薬物で大事な未来をなくさないでください。薬物に十分に注意して、これからの生活を送ってください。

■ 感想
たくさんの中学生が聴講されていましたが、無駄話やコックリをやっている生徒がいなくて真剣に聴いていたのが印象的でした。中学生の好奇心に付け込んで誘ってくるという手口は悪質だと思いました。一度手を出してしまうと、なかなか元には戻れないという不可逆性に怖さを感じました。

最初にビデオ上映があり、それを補足する形で説明が入るという構成は分かりやすかったです。最後に、生命の大切さや、本当の友だちとは何かというお話がありましたが心を打つものでした。講演が終わって感謝の花束が講師の福井さんに贈られました。

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