▶2022年度 社会を明るくする運動「ミニ集会」のご報告

「社会を明るくする運動」の一環として、ミニ集会を実施しましたのでご報告します。(総務部 廣瀬隆夫(保護司))
■ テーマ
「ヤングケアラーについて理解しましょう!」
■ 実施日
2023年2月24日(金) 15:00〜16:30
■ 場 所
六浦ケアプラザ ボランティアルーム
■ 主催
六浦西地区 社会福祉協議会、更生保護女性会、金沢保護司会
■ 参加者(9名)敬称略
・青少年指導員(飯塚 久典)
・横浜市金沢区社会福祉協議会(岩崎 円香)
・六浦西地区社会福祉協議会(三瓶 かおり)
・更生保護女性会(鈴木 晴美、三田 道代、大竹 節子(司会))
・金沢保護司会(福井 宏、関澤 ゆみ子、廣瀬 隆夫)

■ 講師
・神奈川県社会福祉協議会 ケアラー支援専門員 中島契恵子様
・神奈川県社会福祉協議会 地域福祉部 河野明見様

■ ミニ集会の内容
1)第一部 講演

  1. ケアラー・ヤングケアラーとは
  2. 子どもがケアをする背景にある社会の状況
  3. 「子どもの権利条約」を護るという視点
  4. ヤングケアラー実態調査から見えてきたこと
  5. ヤングケアラーの現状と実態〜事例から〜
  6. ヤングケアラーが必要としていること
  7. 地域で暮らす私たちにできること
  8. 神奈川県と神奈川県社会福祉協議会の取り組み

2)第2部 ディスカッション

■ まとめ
家族の面倒を見るために、学校にも行けずに介護や手助けをしている子どもたちのことをヤングケアラーと呼んでいます。昔から家の手伝いをしている子どもたちはいましたが、共働き世帯やひとり親家族が増えたこともあり、昔と状況が変わってきているという認識が必要です。子どもたちの人権を護るという視点が大切だと痛感しました。

何も困っていないと答えた子どもたちが6割もいるというアンケート結果が出ていました。家族の為を思って努力している子どもたちに、あなたはヤングケアラーだから家族の面倒を見ないで学校に行きなさい、とは言えない状況があります。プライベートな問題なので、第三者がなかなか踏み込めないとう難しいところがあります。

ヤングケアラーは、家族や社会の問題であり、子どもたちの問題ではありません。子どもたちは被害者ではないかと思いました。子どもたちが、かわいそうと手をこまねいているだけでなく、重い責任を背負って誰にも相談できずに1人で抱え込んでいることに大人が気付き、子どもたちの相談に乗り、健全な社会生活ができるように見守り続ける必要性を感じました。自分たちだけで解決できないで困っていたら相談できる専門の窓口につなげることも重要であると思いました。

ヤングケアラーという言葉だけが独り歩きして、差別を生むようなことにならないように注意が必要です。ヤングケアラーの問題をキッカケにして、地域の活性化や家族のあり方をみんなで考えていく必要があると思いました。

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