▶心肺蘇生の方法とAEDの使い方の講習会を実施

■ 日時:2022年5月15日 10時〜11時10分
■ 場所:大道集会所
■ 参加者:大道町内会 役員 17名
■ ご説明:金沢消防署六浦消防出張所長 山崎 大輔様

大道集会所に山崎所長にお越しいただきAED(Automated External Defibrillator 自動体外式除細動器)の使い方の講習会を実施しました。AEDは、心肺機能が停止した人に電気ショックを与えるだけの装置と理解していましたが、心肺蘇生をするための手順を音声で説明して救命の方法を指示してくれる装置であることが分かりました。電気ショックは補助的な手段であり、人の命を救うためには、あくまで心臓マッサージがメインということでした。

緊急時の判断として、傷病者を横にしてお腹が動いていない場合は、心肺機能が停止していることが考えられるので心臓マッサージをする必要があるそうです。その後、AEDの電源をいれると音声メッセージとランプが実施すべきことを指示してくれますので、それに従って、落ち着いて行動をするということでした。

心臓マッサージは、胸骨のあたりを5センチ沈むくらいに強く押します。肋骨が折れることもありますが、それよりも心臓を蘇生させることの方が重要と言うことでした。心臓マッサージは、思っていた以上に力が必要で全体重をかける必要がありました。小さい子どもや赤ちゃんは、指で軽く押すなどの力の加減が必要ということでした。詳しくは、下記のURLをご参照ください。
【心肺蘇生の手順、AEDの使い方】
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/bousai-kyukyu-bohan/kyukyu/okyu/20130324155902.html

AEDの使い方の実習の後は、山崎所長から最近の医療と緊急処置の課題についてのご説明がありました。自宅で治療したいという方も多く、病院完結型の「治す医療」から地域完結型の「治し、支える医療」に変わってきているようです。

また、119番で救急車を呼んだ後に、緊急処置の方法で家族の間でトラブルが発生する場合があるそうです。高齢者がいる家族では、事前に親族の方に集まっていただき会議を行い、もしもの場合にどのような処置をとることを本人が望んでいるかを話し合っておくことが重要というお話がありました。元気なうちに自分の考えを残してための「もしも手帳」というもののご紹介がありました。
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kenko-iryo/iryo/zaitaku/acp/moshimo2021.html

今後は、班長の皆様にも体験していただく説明会を予定していますので、ぜひ、ご参加ください。

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