▶2021年度 社会を明るくする運動「ミニ集会」のご報告

「社会を明るくする運動」の一環として、ミニ集会を実施しましたのでご報告します。(総務部 廣瀬隆夫(保護司))

最初にスウェーデンの精神科医のアンデシュ・ハンセンさんの著書「スマホ脳」のご紹介がありました。あまりにも急激にデジタル化が進んでいるので人間の脳がその変化に適応できていないことに、スマホ依存の問題の本質があるということでした。

大道中学では、スマホの使い方について定期的にディスカッションを行いアンケート調査も行っているそうです。ほとんどの中学生がスマホを持っていて、小学6年の頃には、ほぼ半数の学生がスマホを所有しているというアンケート結果には驚きました。大道中学では、「みんなで考えようスマートフォン」という授業をやっており様々な議論や勉強をしているということでした。大道中学では生徒が中心になってスマホを安全に使っていくためのガイドライン作っていて、それを集約したスマホ5か条のご紹介がありました。

1.家族との時間を大切にする
2.個人情報を守る
3.危険なサイトにアクセスしない
4.利用目的によって時間を決める
5.SNSの発信内容に注意する

生徒が自らスマホの安全な使い方のルールを決めているという試みはすばらしいと思いました。スマホ5か条の最初に「家族との時間を大切にする」が置かれていることは意外でした。スマホが家族との時間を奪っているという問題意識を持っていることはさすがだと思いました。

ネットに起因したイジメや様々なトラブルがあることが分かりました。詐欺や犯罪に悪用されるという危険性もあります。子どもたちが犯罪に巻き込まれないように安全対策を十分に行うことが重要ですが、ネットには時間や空間を超えたコミュニケーションができて生活を便利にしてくれるプラスの面もあります。

これからはデジタル化が進みネットと関わらない生活は難しくなります。やみくもに禁止するのでなく、安全に有効に使って生活を豊かにするにはどうしたら良いかという視点も必要というお話がありました。大きな問題ですので今後も、引き続き同じテーマで、もう少し深堀りした議論をしていきたいと考えています。次回は、ディスカッションに生徒にも入っていただきたいと思いました。

コロナのまん延防止措置が出ていますので、密にならないように配置して定期的に換気するなど、かなり気を使って実施しました。みなさんもコロナには十分に注意してください。

 テーマ
「サイバー社会から子どもたちを守るためにできること」
~インターネットの利用、使い道を考えてみましょう~
■ 実施日
2022年2月4日(金) 14:00〜16:00
■ 場 所
大道中学校 2F 図書室
■ 主催
六浦西地区社会福祉協議会、六浦西地区金沢区更生保護女性会、六浦西地区金沢保護司会
■ 参加者(12名)
・大道中学校PTA役員(清水智子、山科詩子、松倉恵理子)
・六浦西地区社会福祉協議会(三瓶かおり、小林康代)
・更生保護女性会(田附園子、鈴木節子、三田道代、大竹節子(司会))
・金沢保護司会(福井宏、中山賢治、廣瀬 隆夫)
■ ミニ集会の内容
1.開会挨拶 大道中学校 校長(勝俊一)
2.基調講演 大道中学校 生徒指導専任教諭(藤野泰彦)
3.座談会 全員 自己紹介、ディスカッション
4.振り返り 金沢保護司会(廣瀬隆夫)
5.閉会挨拶 更生保護女性会(大竹節子)
※ 敬称略

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