▶金沢猫と千光寺の猫塚

六浦の三艘に着いた唐船には中国からの長い航海の間、積荷や食糧をネズミの害から守るために中国の猫(唐猫 からねこ)が乗せられていました。この猫は長い船旅から解放されて上陸すると、金沢の地に住み着いて繁殖しました。その子孫は「金沢猫」と呼ばれ、この辺りに棲んでいた猫と違い、尻尾が短い、白、黒、黄の三毛猫でした。

背中を撫でると普通の猫とは反対に背中を持ち上げるので、それがまた可愛いいと珍しがられ、その愛らしさが評判になり、「カナ、カナ」と呼ばれ、どこへ行っても可愛がられました。「唐猫」が死んだのち埋められた所と伝えられる「猫畑」の地名が六浦荘団地の裏山に残っています。

川町内会館の近くにあった千光寺には「唐猫」の供養のための「猫塚」が造られました。千光寺は、1983(昭和58)年に東朝比奈町に移転しましたが、今もお寺の山門の左側の庭の茂みの中に猫の耳のような形をした「猫塚」がひっそりと佇んでいます。(2月14日 廣瀬)
【参考】
https://www.city.yokohama.lg.jp/kanazawa/shokai/rekishi/ikizuku/mirai/words.files/0005_20181106.pdf

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