▶三艘のお庚申様と厄神様

六浦駅から金沢八景方面に歩いて浅間神社を超えた先に三艘の町内会館があります。その玄関の脇に庚申塚があります。1670(寛文10)年に作られたもので、今から350年も前のものです。庚申塚は、昔の村には必ず祀られていました。大道にもお庚申様があります。(2021年2月11日)

六浦南の上総屋とうふ店のある谷戸の入り口に、厄神様という祠があります。崖の小高いところに岩をくり抜いて作ってあります。今から400年くらい前に、三艘で伝染病が流行ったそうで、その時、戦で亡くなった武士と馬を祀ったところ、伝染病がおさまったそうです。今は、コロナで苦労していますが、昔は、このようにして伝染病を克服していたのですね。

この武士は、安房の里見氏と北条氏の戦で亡くなった武士だそうです。南総里見八犬伝でも有名な里見氏と小田原城を攻め落とした北条氏です。この祠には武士を埋葬した時に建てた五輪の塔と馬を埋葬した時の石が置いてありました。ここからは武士の遺骨も発掘されており、武士の遺骨は、そのまま埋め戻してあると案内板に書いてありました。

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