▶六浦西地区 2023年度 第73回 社明大会の報告

演題「薬物乱用防止について考える」〜子どもたちを薬物から守るために〜
● 講師:金沢保護司会 福井宏様
● 日時:2023年9月2日(土)  13:30〜15:30
● 会場:六浦地区センター 3階 多目的室
● 主催: 六浦西地区社会福祉協議会(後援:六浦西地区町内会連合会)
● 参加:53名 学校関係者、PTA、自治会町内会会長、福祉関係団体代表、金沢区支援チーム、 更生保護関連代表
● 司会:六浦西地区社会福祉協議会 事務局長 三瓶かおり
● 記録:六浦西地区担当 保護司 廣瀬隆夫
● 講演資料:薬物乱用を防止するために知っていただきたいこと
https://daido-net.sakura.ne.jp/wp/wp-content/uploads/2024/03/FY2023shamei20240303.pdf

■ 概要
最初に約30分の薬物事犯者が体験を語ったビデオの上映があり、その後、薬物乱用とは何か、薬物の危険性、乱用させないための注意点などのお話をしていただきました。

大麻の使用を合法化している国や州もあり、それが広がりの原因になっているというお話がありました。しかし、大麻の吸引で幻覚、妄想で自傷他害にいたることがあり、思考散漫、夢幻様、精神病、肺障害の原因にもなり、覚醒剤などの薬物依存の入り口にもなる危険な薬物であるというお話がありました。薬物は先輩や知人からの誘いで始める人が多く、特に大麻はタバコの喫煙者が多いということでした。

最後に、たった一度の薬物乱用が、子どもたちの未来を台無しにしてしまうということ、先祖から受け継いだ連綿と続く命のつながりを絶ってしまうというお話がありました。

その後に、参加者全員で薬物乱用防止についてディスカッションを行いました。

■ 感想
薬物使用の「たった一度」をくい止めることが重要だと思いました。小学校の高学年や中学生は、好奇心が旺盛で未知のものを試してみたいという気持ちがあります。この時に薬物に手を出させないようにするには、やはり薬物の危険性を徹底的に教えるしかないと思いました。今は、親の目を盗んでネットでも簡単に薬物を手に入れることができます。薬物が危険なことを小学校の早い時期から教える必要があると思いました。参加したPTAの方からも薬物乱用防止の講演会を個別にやって欲しいという声が多く上がっていました。

一度、薬物をやってしまった人が更生するのはたいへんです。止めようとしても、それを妨げる誘いが沢山あります。保護司としては、薬物事犯者を孤独にしないで更生を応援してくれる人がいるんだということを理解してもらって、精神的な支えになることが大切だと思いました。
ありがとうございました。

■ 参加者からのご意見
① 子どもたちを薬物から守るためにはどうしたらよいと思いますか?
・子どもと普段からコミュニケーションをとる。
・NOと言える勇気を持つ。
・孤独にしない。
・タバコに近づけない。
・地域も子どもたちを見守る環境作りが大切。
・薬物が体に与える影響を学ぶ、教える。
・親や地域の大人も薬物の怖さを学ぶ。
・命の大切さを日頃から伝える。
・子どもたちの交友関係を知っておく。
・薬物に誘われた時の断り方も学び、備える。
・親子の会話を大切にし、少しの変化にも気づけるようにする。
・周囲の大人ともつながりを持ち、アンテナを張り、情報共有をする。
・自分の未来を大切にということを伝える。
・正しい薬物の知識を子どもも大人も身につける。
・学校でも定期的に薬物の勉強会のようなものを開催する。
・広く大人にも知ってもらう機会を設ける。
・話しやすい雰囲気作りを心がける。
・薬物は持っているだけでも犯罪だという認識を子どもたちに伝える。
・ネットなどでも手軽に手に入るので、危険な事を早くから教える。
・自分自身が幸せな毎日を送る。

② 今後の社明大会についてのご意見やご要望をお聞かせ下さい。
・携帯電話と子どもたちの関わりについて
・中学生も参加して、意見を聞くのも良いのでは?
・子どもの将来、子育てに関わるテーマ
・小中学校に出張講演会などして頂くと、保護者の参加が増えると思う。
・PTAがたくさん参加できるテーマが良い。
・開催場所や開催時間を工夫して欲しい。

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