▶大道の鎮守の杜「山王神社」
大道の高宗の谷戸の左側の階段を上ると小さな社殿があります。境内からは、昔は、大道から朝比奈にかけての田圃が、眼下に眺められました。
猿田彦命を祭神に勧請しています。間口一間五尺・奥行一間三尺・境内約四十坪の小さな社殿ですが、龍や獅子の彫刻があります。龍の彫刻は残念ながら破損していました。創建など詳細は分かっていません。大道関所が永享四年(1432年)に設けられ、その後、三分村大道(寺分)の住人32軒の氏神様として、地元民から山王様と呼ばれ稚児の初宮参り、七五三祝、十月初旬の鎮守祭りなど、多くの村人が参拝し信仰しました。今は、7月にお祭りが行われます。