▶「金沢シーサイドFM」番組収録の報告

■ 日時:5月4日(木) 12:00~12:54
■ 番組名:『Kanazawaライフアッププロジェクト byミック』

■ 記録:総務部 廣瀬

【金沢シーサイドFMホームページ】
https://kanazawa-seasidefm.co.jp/
※ 番組の放送時間は9時から22時(生放送)です。

本日、佐藤会長と二人で、「金沢シーサイドFM」の昼のラジオ番組に出演しました。スタジオは、横浜市金沢区並木のビアレ横浜本館2階でした。買い物で良く行っていましたが、ここにスタジオがあるとは知りませんでした。11時半に入って、司会の藤林仁司さんと佐藤会長と3人で簡単な打ち合わせをしました。その時に番組の間に流す音楽の選曲をし、次の4曲を選びました。

・また会う日まで(尾崎紀世彦)
・ダンシングクイーン(ABA)
・この素晴らしき世界(ルイ・アームストロング)
・イマジン(ジョン・レノン)

バックヤードでCDをかけたり番組の進行をされていた小島拓也さんは、大道のご出身だそうです。

司会の藤林さんの問いかけに対して佐藤会長と私で説明するという方法で番組が進みました。約1時間の番組でしたので、長いなぁと思っていましたが、始まりましたら、あっという間に過ぎてしまいました。ラジオ放送というものは、ホームページとは違うライブ感があって面白いと思いました。好きな音楽が聞けるのも良いですね。「金沢シーサイドFM」が金沢区の魅力を発信する拠点になってもらいたいなと思いました。

Q1:大道町内会の歴史・歩み、エリア、出身有名人などについて教えて下さい。

佐藤会長:金沢区の六浦西地区の逗子や鎌倉、横須賀にも近い地域です。六浦西地区の中でも古い町内会の一つで、鎌倉時代から続いているようです。有名人は、小泉純一郎元首相の祖父の小泉又次郎さん、大正時代に部落開放運動や女性の教化運動にご尽力された長島重三郎さん。隣の西大道には、バスケットの日本人初のNBAプレーヤーになった田臥選手の実家があります。田臥選手は、私がミニバスケットでコーチをしました。

Q2:ホームページを立ち上げたきっかけは何ですか?

廣瀬:金沢区西地区の社会福祉協議会にの定例会に出ていたときに、お誘いを受けて2020年に大道町内会に入会しました。通信関係の仕事をやっていましたので、それを活かして町内会のIT化に取り組みました。

同じ時期に、佐藤さんが新しく会長になられましたので、相談の上、4月に大道町内会IT化事業計画を作成しました。5月の連休を利用してHPを作成し、7月に町内会の役員向けに説明会を実施しました。事前に、ホームページを運用するためのポリシーを作成しました。

【ホームページポリシー(抜粋)】
1.ホームページの目的
会員相互の親睦と融和を図り、福祉を増進し、より良き生活環境を作り、大道町内会の発展を図ることを目的とします。
① 町内会の活動の活性化
② 文化の醸成
③ 自然愛護と保護
④ ITリテラシーの向上

2.禁止事項
本サイトでは、以下の行為を禁止します。
① 政治運動や宗教の布教活動に関する行為
② 他人や他の会などの誹謗や中傷をする行為
③ ホームページを使って営利活動をする行為
④ 他人のプライバシーや個人情報を公開する行為
⑤ 故意に虚偽の情報をホームページに掲載する行為
⑥ 健全な生活を妨害する反社会的な行為

◆◆◆:♪ 最初のリクエスト曲 尾崎紀世彦 「また逢う日まで」をおかけします。
https://www.youtube.com/watch?v=-4OJ78bZVsA

Q3:ホームページが充実していますが、どのように作っているのですか?

廣瀬:町内会の役員からの投稿していただいた記事や行事のときに撮影した写真や町内の人が撮った写真などを掲載しています。ホームページのアップは、IT担当の私が行っています。もう一人、IT関係の会社に勤務されている方にHP作成チームに参加してもらっています。

HPの掲載はスピードが大切です。ホームページポリシーに沿って記事を作成して、ひとまずアップして問題があれば修正や削除をするという方法をとっています。合議制で掲載の可否を決める手続きでは時間がかかるので、とりあえず掲載して後から直すことにしています。

Q4:防災はもちろん、Stop詐欺被害等の防犯、心肺蘇生の手順…など幅広い充実した内容ですが、充実させる秘訣は何ですか?

廣瀬:最初は基本的なものだけでしたが、3年間で少しずつ追加して今の状況になっています。最初から大上段に構えないで、小さく生んで大きく育てるをモットーにしています。アンテナを張り巡らして、町内会や役員の要望を随時取り入れています。

現在は、規約、町内の活動(環境委員、スポーツ推進委員、民生委員、保護司など)回覧板(町内会だより、役員会議事録など)、防災・防犯(防災ニュース、AEDの使い方、侍従川のライブカメラ映像、特殊詐欺の事例など)、イベント(お祭り、餅つき、敬老会、新入生歓迎など)、大道の自然、大道の歴史、名所スポット、神社仏閣、情報テクノロジー、バーチャル美術館などですが、肥大化してきましたので、整理が必要だと考えています。

侍従川のライブカメラ映像は、遠隔から侍従川の増水の状況が確認できますので、大雨が降った時に活用できます。バーチャル美術館は、町内の95歳のご高齢のカメラマンが撮影された写真を誰でも見ることが出来るようにしています。町内の人の作品の発表の場にもなっています。

佐藤会長:特に防災には力を入れていまして、昨年は、出前防火訓練という試みをやりました。いつもは、大道小学校でやってるのですが、町民の方が参加しやすいようにこちらから出向いてAEDの使い方などの訓練を行いました。この状況も、できるだけ早くホームページに掲載するようにしています。
【出前防火訓練の様子】
https://daido-net.sakura.ne.jp/wp/2022/09/11/bosai20220911/

Q5:「学校だより」(3小学校+2中学校)も掲載していますが学校の様子の共有は「地域による見守り」につながっていますか?

佐藤会長:私もメンバーになっていますが、大道町内会では見守り隊を編成して、子どもたちの下校を見守っています。子どもたちのために、新入生歓迎や卒業のお祝いのイベントも実施しています。

◆◆◆:♪ 次のリクエスト曲 ABAの「ダンシングクイーン」です。
https://www.youtube.com/watch?v=xFrGuyw1V8s

Q6:「大道町内会だより」という月報や「大道よもやま話」という小冊子を作っていますが、その理由は何ですか?

廣瀬:町内会の人の中には、ご高齢の方もいますので、全員がホームページを閲覧できる訳ではありません。そのような方のために、印刷物も用意しています。ホームページに載せてある記事は、できるだけPDFも掲載して印刷できるようにしています。ご高齢の方が、お子さんやお孫さんにPDFを印刷してもらって読むことが出来るようにしています。

Q7:ホームページを開設して良かったことは何ですか?
廣瀬:町内会の会報「大道町内会だより」を回覧していますが、QRコードでスマホを使っていつでも読めるようになっているので若いお母さん方に好評です。

佐藤会長:ホームページを見ている若い人とコミュニケーションが出来ることも魅力です。地元の名士の長島重三郎さんの若い研究者から問い合わせがあってディスカッションをしたことがありました。また、一人暮らしの高齢者の孤独死問題を研究している関東学院の学生から情報提供を求められて打ち合わせを行ったこともあります。

Q8:大道の一番の魅力はなんですか?

廣瀬:自然と歴史が残っていることが魅力だと思います。侍従川には、中世から伝わる「照手姫伝説」が残っています。侍従川には、ハゼ、鮎。うなぎ、カルガモ、カワセミなどが増えています。6月になると侍従川の上流ではホタルの乱舞を見ることができます。宝樹院には平安時代に作られたといわれる阿弥陀三尊像が残っています。
【照手姫伝説】
室町時代、常陸国で戦いに敗れた小栗判官満重が落ちのびていく途中、藤沢の山中で泊った宿で、満重を助けようとした照手姫が朝比奈峠を越えて、六浦港で追手に捕らえられ、身ぐるみはがされて千光寺の近くの油堤というところで川に投げ込まれて行方知らずになってしまいました。

それから数日後、照手姫の乳母の「侍従」が姫を探して六浦まで来ましたが、姫が川に投げ込まれたと聞くと、悲しみのあまり姫の化粧道具をその場に置いて姫のあとを追うように川に飛び込んで自殺してしまいました。この時から、この川は「侍従川」と呼ばれるようになりました。また、乳母が飛び込んだ川の土手を化粧道具にちなんで油堤と呼ばれるようになりました。

侍従川に投げ込まれた照手姫は、千光寺の観音様に救い出され、野島の漁師の家に連れて行かれました。嫉妬深い漁師の妻は、照手姫を松の木にしばりつけて、松の青葉でいぶり殺そうとしました。しかし、姫はまたも千光寺の観音様に助けられました。

その後、美濃国で小栗判官と再会し夫婦となって幸せな日々を過ごしました。瀬戸橋近くの「姫小島跡」がその松葉いぶしの場所といわれます。

◆◆◆:♪ 三曲目は、ルイ・アームストロング「この素晴らしき世界」です。
https://www.youtube.com/watch?v=VqhCQZaH4Vs

Q9:個人的に金沢区内のお好きな場所があれば教えてください。

佐藤会長:秋になると平潟湾で型の良いハゼが釣れます。400匹ぐらい釣って女房に甘露煮にしてもらって、ご近所に配ったりして、お正月に、みんなで楽しんでいます。このように自然を味わうことが出来ることも金沢の魅力だと思います。

廣瀬:朝夷奈切通には、手つかずの自然が残っています。武士の墓と言われているやぐらも多いです。途中に熊野神社という閑静な神社があり金沢区のオアシスと言えるのではないかと思います。

Q10:今後、やってみたいことが何ですか?
佐藤会長:今後チャレンジしたいことは、コロナが下火になったら、大道の自然や歴史をたどる探索ツアーを企画したいと考えています。世代を超えたイベントが出来たら良いと思っています。

廣瀬:他の町内会でもホームページを作ってもらいたいと思います。それぞれの地域の特色を活かしたHPが出来れば、それが有機的につながることで楽しみが増えて、金沢区の魅力をもっと発信できるのではないかと考えています。

藤林さん:本日は、連休の中ありがとうございました。

◆◆◆:♪ それでは、最後はジョン・レノン「イマジン」でお別れしましょう。
世界が平和になりますように!
https://www.youtube.com/watch?v=wARpk54fv8U

▶「金沢シーサイドFM」番組収録の報告” に対して3件のコメントがあります。

  1. 田仲 祐二 より:

    5月4日の「金沢シーサイドFM」拝聴いたしました。私は、大道住民でも神奈川県民でもなく、千葉県北西部のとある町の住民です。市街地と田園地帯との中間となる住宅地域に住んでおり、大道の様な自然も、産業もなく、また古来の歴史もわずかです。ですので、ここでの資源(環境)は住民という人間だけです。しかしながら、この番組のテーマである「地域の活性化」とは逆に不活性化がどんどんが進んでしまい、課題となっています。その原因について、話してますと長くなるので別の機会としますが、番組を聞いておりまして貴ホームページのような活動が地域の活性化へ役立つのではないかと、まことに勉強になりました。

    1. hirose より:

      千葉からのアクセス、ありがとうございました。これも、インターネットの醍醐味ですね。金沢と千葉は、海路が発達していたので、昔は近かったようですね。日蓮も千葉から六浦の港に船で来て鎌倉まで歩いていったようです。金沢や横須賀に日蓮宗のお寺が多いのはそのためです。船の中で布教していたようです。

      地域コミュニティの活性化は、ネットだと思います。もっと簡単に町内会がホームページを立ち上げてくれたら良いなあと思っています。

  2. 田仲 祐二 より:

    ホームページの効果について考えますと、このページ「金沢シーサイドFM番組収録の報告」自体が情報提供にとても役立ってると思います。というのは、ラジオでのインタビュー、対談、論説、解説、音楽は、音声につき一過性なメディアですので記憶し理解するのが難しいです。よく、メモを取りながら聞きますが、聞いたことは断片的メモになってしまいます。そして、例え録音しておいても文章にするとなると録音時間の3倍ほどはかかる大変な作業になります。
    このページでは、放送でしゃべられた事の全要点が正確に文章化されており、聴いた方、読む方、聞きのがした方にとってより理解が深まると思います。
    私は、放送後に録音したのを再生しながら半日費やし文章化しようとしてましたが、・・・このページのおかげで助かりました。

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