▶横浜市歴史博物館の米倉丹後守の企画展の見学
横浜市歴史博物館の米倉丹後守の企画展を観てきました。米倉丹後守は、武田信玄の家臣でした。武田信玄の家臣の88人が勢揃いした絵図は見ごたえがあります。右端に米倉丹後守が描かれています。
徳川綱吉の時代に犬小屋建造の功績が認められて金沢藩の藩主に抜擢されたそうです。犬小屋と言っても、かなり大きな建物だったそうです。金沢八景駅の近くの米倉丹後守のお墓の敷地内に、犬の名前が彫られた小さな墓石が置いてあることの謎が解けました。
パンフレットの絵図に三候大明神がでているのですが、当時は、藩祖信仰と言って、先祖を神格化することが流行っていたそうです。信継大明神、昌尹大明神、重継大明神が三候です。神社があった場所は、今は崩されていますが、その社殿は、明治12年に船越神社に移されて現存しているそうです。
時間がありましたので、隣接する大塚・歳勝土(さいかちど)遺跡公園も観てきました。87軒も家が建っていて大きな集落だったようです。横浜市歴史博物館は、この集落があった弥生遺跡の上に建っていることが分かりました。竪穴式住居は、茅葺きで再現していますが、茅であったかどうかは確証がとれていないそうです。土で固めていたという説もあるようです。
中世の横浜のコーナーにある金沢区のジオラマは、埋め立てる前の金沢八景の地形が再現されていて必見です。六浦駅の前は海岸だったことが分かります。
企画展示は、11月23日までです。一般は1000円ですが、横浜市内在住で65歳以上の方は100円になりますので、ぜひ、行ってみてください。