▶シニアのためのスマホ超入門講座「第1話 ネット社会はどのようにして出来たのか」

■ この講座でお話ししたいこと
大道町内会は、IT(Information Technologyの略、情報技術 パソコン、スマホ、ネットの技術のこと)を使った町内会の活性化を目指して、大道町内会IT化プロジェクトが立ち上がりました。6月からホームページが公開され、地区長班長常会でプロジェクターを使ったパソコンの活用が始まりました。

内閣府の調査で、2人以上の世帯では約8割の家庭がスマホを使ってホームページを閲覧できるという統計が出ています。そうは言っても、難しくてとっつきにくい、使いこなすことができない、スマホやネットにはアレルギーがある、食わず嫌いで使ったことがないという方も多いのではないかと思います。

そこで、パソコンやスマホを活用することをあきらめかけているシニアの人たちに向けて、専門用語を使わずに出来るだけ分かりやすくネットやスマホのご説明をするという無謀なことを考えました。私も、シニア世代ですので、昔の記憶を手繰り寄せながらご説明しますので、ご一緒に考えていただけたら幸いです。(20200808 廣瀬)

第一話 ネット社会の成り立ち
■ どのようにして今のようなネット社会ができたのか?

私は、1955(昭和30)年生まれですが、その時は家に電話がありませんでした。ある時、黒い電話機が玄関の一角に置かれました。電話機の横には小さな賽銭箱のようなものがあって、近くの人が電話を借りに来たときに通話料の10円玉を入れるようになっていました。暇を持て余していた祖母は、電話を取り継ぐ電話番が日課になりました。

電話はどんどん普及して1960(昭和55)年代には珍しいものではなくなりました。無粋な黒電話に羽織らせる布のカバーなどもありました。しばらくすると電話機が家電量販店で売られるようになり、カラフルでモダンなファッション電話が出回りました。

その後、一部のお金持ちが使う弁当箱くらいの大きさの自動車に搭載する無線の電話機が出てきて、それを小さくしたPHS(パーソナルハンディホーン)という胸のポケットに入るような電話が普及しました。それから、携帯電話が出てきて小型高性能になり、iPhoneが出てからスマホが普及し、今に至っています。

私が1967(昭和52)年に就職したときには、まだ、パソコンがなくて、手書きで設計図を描いてそれを青焼きするような時代でした。最初のパソコンが出てきたのが1972(昭和57)年の頃です。海外との通信は、テレックスという紙テープに電文を穿孔して海底ケーブルを通してデータを送るというような大げさなことをやっていました。しばらくするとパソコンが普及して、アマチュア無線を発展させたようなパソコン通信で海外の研究機関などとメールのやり取りができるようになりました。

会社でも電子メールが使えるようになり、最初はテキストだけでしたが、1995(平成7)年ころにインターネットやパソコンが普及すると写真や動画がやり取りできるようになりました。このインターネットの技術を携帯電話に取りれたスマホが出てくるようになりました。今のように、世界中の人たちと簡単にビデオ会議ができるようになるまでに、インターネットが出てきてから、30年近くかかったことになります。

■今はどんな時代なのか?
18世紀に起きたジェームズ・ワットの蒸気機関による第1次産業革命、19世紀から20世紀初頭に起きたエジソンなどによる電力を使った大量生産による第2次産業革命、20世紀末から21世紀初めに起きたアップル、マイクロソフトなどが起こしたネットやパソコンによる第3次産業革命、現在は、さらにデジタル化が進んで、Googleやアマゾンが進めている全てのものがネットに繋がる第4次産業革命が起きていると言われています。

世界を見ると、ドイツを中心に生産コストと流通コストを極小化し、生産性を向上させることを目的にインダストリー4.0という動きも加速しています。このデジタル化の波は止めようがありません。この人類が作り上げたテクノロジーは人を幸せにするために考え出されたものだと理解しています。この技術を有効に使って、スマートで楽しい社会を作っていけたら良いなと思っています。

【シニアのためのスマホ超入門講座】
第1話 ネット社会はどのようにして出来たか
https://daido-net.sakura.ne.jp/wp/2020/08/07/no1/
第2話 インターネットの始まりはきな臭い
https://daido-net.sakura.ne.jp/wp/2020/08/09/no2/
第3話 コンピュータが丸ビルから手のひらの大きさになるまで
https://daido-net.sakura.ne.jp/wp/2020/08/16/no3/
第4話 スマホはひとりの若者の夢想から始まった
https://daido-net.sakura.ne.jp/wp/2020/08/30/no4/
第5話 スマホとパソコンはどう違うの?
https://daido-net.sakura.ne.jp/wp/2020/09/05/no5/
第6話 スマホやパソコンの使い方の極意
https://daido-net.sakura.ne.jp/wp/2020/09/08/no6/
第7話 スマホにも戸締まりが必要だ
https://daido-net.sakura.ne.jp/wp/2020/09/12/no7/
第8話 スマホはこんなに便利
https://daido-net.sakura.ne.jp/wp/2020/10/10/no8/
第9話 Facebookのススメ
https://daido-net.sakura.ne.jp/wp/2020/12/26/facebook/
第10話 サイバーセキュリティのお話
https://daido-net.sakura.ne.jp/wp/2021/03/20/taisaku/
第11話 パソコンやインターネットを生み出したカウンターカルチャー
https://daido-net.sakura.ne.jp/wp/2021/06/26/culture/
第12話 ビデオ会議システム「Zoom」のお話
https://daido-net.sakura.ne.jp/wp/2021/07/08/zoom/

▶シニアのためのスマホ超入門講座「第1話 ネット社会はどのようにして出来たのか」” に対して2件のコメントがあります。

  1. 広瀬さん
    第一話拝読いたしました。引き続きの連載を楽しみにしております。
    我々の仲間(特に料理教室など)にはスマホを電話機としてのみ使っている人もいて
    メールやZoomの楽しさを理解できていません。
    やはり新しい文化やテクノロジーには抵抗があるようです。言葉の壁もありますね。
    ITでできる生活面での便利さや有り余る余暇時間の楽しみ方などが実感できてくれば
    良くなると思いますが・・・
    今後のご活躍を期待しております!!

  2. hirose より:

    お読みいただき、ありがとうございました。
    この連載が終わりましたら、プレゼン資料を作って講習会をやろうと思っています。
    その頃には、コロナが収まっていてくれると良いのですが・・・。
    大道町内会IT化プロジェクトの活動の一環としてやっています。

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